作者は、東京の西の外れにある洞窟の中で積み石を見たとき、積石の話を思い出す。そして亡くなった友人を思い、自分なりの思いで石を積む。いつか写真にとろうと思って集めておいたものを撮影し、一つずつ手放していった。
そんな行為に終わりは来るのだろうかと思っていたとき、遠く離れた場所で「世界の終わり」と呼ばれる場所に行くことになり、そこでも積石を目にする。
そこは世界の終わりというよりは始まりを感じ同じような行為だが全く別の意味が込められているように見えたという。
一方には暗い背景が、もう一方には明るい背景が。
モノクロ写真の作品で綴られた写真集からはどこか穏やかで優しい光を感じ、蝋引き封筒、和綴じ製本で出来た写真集からは懐かしい、昔の思いを思い浮かべる。
和綴じ、蝋引き封筒付き
56ページ/H210×W148mm
写真集限定700部
スペシャルエディションA or B
(8x10インチプリント各2枚付き)
イメージA or B のセットどちらかを選べます
エディション:A/17,B/17
出版:VERO