井津建郎の集大成となる写真集『無常』
井津はこれまで半世紀近く論理より感性を信じ、直感の導くままに作品を撮り続けてきたという。
本書は彼の初期作品であるエジプトの作品をはじめ、近年撮られた日本での作品まで彼の50年の旅を共に体感することができます。
323ページ
ハードケース付き
作家サイン入り
井津建郎
1949年大阪府生まれ。日本大学芸術学部に学んだ後渡米。以来50年間ニューヨークを拠点として作品制作と発表を続けて現在に至る。30数年間にわたって『聖地』を14×20インチのカメラで撮影、プラチナプリントによる表現を続ける。
1993年にアンコール遺跡撮影のため初めてカンボジアを訪れる。以後インド、ラオス、ネパール、インドネシア、ブータン、中東などアジアの聖地の撮影を精力的に行う。カンボジアでの取材で、多くの子供たちが地雷の犠牲になっている現実を目の当りにし、非営利団体フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーを設立。シェムリアップに小児病院を建設するなど多くのプロジェクトに携わる。
作品はニューヨーク・メトロポリタン美術館はじめ、アメリカを中心に多数の美術館に収蔵されている。作品集は2017年に「Seduction」、2018年に「Eternal Light」、2019年に「Requiem」など15冊の写真集を出版。